耐久性は正しい?

“前回、外壁塗装をしたのは娘が中学生になった時だから10年前、その娘が大学を出てお金が掛からなくなったため、外壁塗装をすることにした。
外壁塗装をすることに決めても、どんな塗料で塗ってもらうかを中々決められない妻。
妻、「前回の外壁塗装は、どんな塗料で塗ってもらったかは覚えている?」
私、「塗料のことなんて覚えてないよ」
妻、「家のことは私に任せっきりだから、貴方が覚えているわけないよね」
私、「・・・」
妻、「ラジカルって何?」
私、「塗料のことを聞いているの?」
妻、「うん」
私、「ラジカルなんて聞いたことないな」
妻、「だったら、フッ素は?」
私、「フッ素は聞いたことあるよ、歯医者さんでも勧められるから」
妻、「遮熱は?」
私、「遮熱って、熱を遮るっていう意味じゃないの」
妻、「遮熱に対応した塗料を使うと補助金が出るんだって」
私、「補助金が出ても、高価だと無理だろ?」
妻、「一番安い塗料と比べると、価格差は5倍、だけど、耐久性は7倍」
私、「遮熱に対応した塗料は何年持つの?」
妻、「15年から20年」
自動車の燃費と同じで、この手のデーターは当てにならない。公表されているデーターの7.8割が実数ではないだろうか。
公表されている数字で正確なのは価格。
データーの価格差は5倍でも、耐久性は公表されているものより2.3割低く見たほうが良いため、実際の耐久性は5倍、つまり、価格差と耐久性は比例している。
しかし、業者さんに外壁塗装をしてもらえば人件費や足場代が掛かかるため、耐久性が高いと塗装頻度は下がり経済的。
数字上の理屈は分かっているのだが、お金が無ければ高価な塗料は使えない。
前回と同じ塗装業者さんに来てもらい、シリコン系の塗料で塗ってもらうよう頼んでみると、「前回と同じですね」と言われた。
この10年で娘は自立したが、私の給料は10年前と変化なし、解雇されないだけでも感謝しなくてはならない。”