外壁塗装は新築では考えることもないでしょうが、住宅の寿命を60年ほどに延ばすためにはメンテナンスが必要になります。わが家は、大工業をする父がいるので、住宅については知識も技術も持ち合わせていますが、住宅を構成する材料がすべて60年?100年間耐えられるわけもなく、劣化損傷する材料については、適宜、補修、交換を必要とします。特に、外壁塗装や屋根塗装がこれらに該当します。紫外線や雨風にさらされたり、野良猫などのマーキングにより糞尿被害もあったり、シロアリの問題も少なからずあります。また、道路に面している住宅ならば有害なガス、砂地が近いなら砂埃、カビや藻の影響も受けてしまいます。外壁なのだから、それらを受け止めるのが役割ですが、わが家も隣近所の住宅でも、「表面が汚れて見栄えが悪くなる」ということが起こります。それだけでなく、外壁塗装が必要になる理由は、売却できないことになりかねないことにあります。以前住んでいた中古住宅は、事情があって売却せざるを得なかったのですが、そのままの状態で売りに出したのですが、買い手がつかず、どうしたものかと不動産会社に相談したところ、リフォームを済ませてからのほうが売れやすいとアドバイスを頂きました。買い手も見た目、見栄えで選ぶことが圧倒して多いそうで、屋根塗装は行う必要がなくとも、肉眼でチェックできる外壁だけは塗装しておけば、買い手がつくといわれました。実際にそうだったので、やはり見栄えは大事だと言えます。