美観のために塗り替え

新築同様の外観に復元できますよ、っと訪問営業に来られた塗装業者に言われることもありますが、外壁塗装はそうした目的でも行えます。わが家は、父が大工業だったので専門的な知識がありますが、一般的に新築で家を建てたら何十年も住めることを安易にイメージしがちです。大型台風や地震のニュースでもない限り、雨漏りを心配したり、窓ガラスが割れないかを心配する家庭は少ないでしょうが、雨漏りでも屋根や外壁を心配しなければ意味がありません。外壁塗装はそうした雨水の侵入を防ぐ意味が大きいといえます。平均的な塗装仕様の設計では、美観耐用年数はおよそ10年ですが、それこそ、環境によって5年や20年と幅が出るでしょう。私が調べたところ、閑静な住宅街を目安と捉える平均的な年数ですから、太陽がサンサンと照りつける南と日射量が少ない北とでは5年程度の差の開きがあるともいいます。そのため、沖縄などは外壁塗装専門事業所も数多く点在していますし、頻度よく塗装することからも、沖縄に住む知人いわく、他県よりも費用はリーズナブルである話しです。耐久性は劣化状態によりますが、その劣化は単に建物が立った年数というわけではなく、紫外線・水・温度・湿度によります。美観というのを意識するなら、汚れのみならず、変退色、カビや藻なども深く関係してきます。変退色はそのままズバリ、色あせですから、わが家もこの色あせが見られたら塗り替えるようにしています。