ローラーで塗り替えてみた

建物の塗り替えに、自分が使ったのはローラーでした。持ち手が短いものをはじめ、持ち手が伸びるタイプも用意しておきました。刷毛塗りでもチャレンジしてみた経験があるのですが、それと比較すると、非熟練者の自分でも比較的安定した仕上がりになったように思えます。外壁は平面なので、刷毛塗りより倍以上速く塗装できました。作業能率も高いし、外壁の厚塗り塗装も技術力なしの自分でも容易にできました。塗り替えということなんで、自分の場合には外壁の色をチェンジしてみたくなりましたが、下地処理などが面倒でしたから、今回も前回と同じ塗料を使い塗り直しにしました。それでも、中塗りは色替えしてみました。刷毛に比べて重量が重いので、効率的に塗料を配りならすようにローラーを転がすことが必要でした。ただ、我が家は小さな建物だからローラーで十分でしたが、知人宅の塗り替えでは吹き付け塗りをしていました。コンプレッサーにより圧縮された空気の噴流により、塗料を霧状にして吹き付ける塗装工事になるのですが、仕上げ面が均一で、刷毛塗りの10倍の作業スピードで塗装ができるので、短工期がウリだと感じました。ただ、養生しておかないと、周囲に塗料が舞い上がり、ロスが多くなる欠点もあるようで、知人宅では親戚の職人さんが手伝ってくれたので、納得・満足できる仕上がりになったようでした。建物の塗り替えの場合は、狭い部分の塗装も多いので、エアースプレー方式で塗り替えていました。

プロの刷毛さばきにはかなわない

建物の塗り替えっていうと、やっぱり外壁塗装になります。そうなれば、道具も必要ですし、塗り替えにはどんな塗り方があるのか、そうした専門知識と技術が必要にもなります。塗り替えるにも比較的簡単に、様々な場所、形状のものに塗装ができ、塗料ロスが少ない塗装方法は刷毛塗りだと個人的に思うのですが、仕上がり具合は作業する自分次第でした。DIY本も発売されていますから、個人でも十分に建物の塗り替えができるでしょうし、実際にやってみました。平面的な部分の粘度の高い塗装には、通常、平刷毛が使われ、粘度の高い場合は、寸筒刷毛、丸刷毛、隅部は筋交い刷毛が使われます。それぞれ使い分けをするのが専門職のみなさんなのですが、毛の硬さ、コシの強さ、塗料の含み具合などの性状が違うので、用途に合わせて使い分けられている話しですが、我が家の建物の塗り替えには、柔軟性があって塗料に馴染むので白毛を使いました。また、乾燥性の速い塗料は、根元で固まって毛切れを起こすことになるので、ナイロン製の刷毛が良い話しでした。塗り替えるのに刷毛塗りが良いか悪いか、それは一概に言えませんが、塗料のロスが少なく、どのような形状の面にも使えるので汎用的な塗装方法だと思いますが、プロいわく、作業能率が低く、また、キレイに仕上げるためには熟練が必要だと説明してくださりました。塗り替えが何度もできるモノならば構いませんが、外壁などはなかなか難しいでしょう。刷毛には、塗料を根元までつけないで、ポタポタ垂れ落ちないように注意しながら塗りつけました。外壁用の塗料は、速乾性ではないので、やってしまった後に思うのは、塗り付け、ムラきり、仕上げの刷毛さばきはプロに任せるのが適していたということです。

劣化しているかをしっかり調査しよう

外壁塗装業者には、まず、下地の劣化について診断してもらえるサービスを依頼しました。外壁表面の仕上げ材(塗膜)のみが劣化しているくらいに考えていたのですが、お向かいのお宅のように、モルタルなどの下地(基材)の傷みがあるのかもしれないと思ったからで、確認を依頼しました。シーリング材の劣化に起因する場合もあることを、調査に来た業者から言われたことも気になるものでした。なので、劣化現象だけでなく、漏水状態という痕跡の確認も念入りにして下さりました。外壁塗装の業者と診断結果の際に、色んな仮説を立ててくれました。塗膜の破損が素地にまで達している建物が結構あったようで、我が家のお向かいさん宅のように、シーリング材の劣化箇所から雨水が侵入して基材まで傷んでいる場合には、下地の補修に予想以上の費用がかかる話しもしてくれました。その原因を把握し、下地補修の方法を十分に検討しなければならないようで、外壁塗装の作業がすんなり始まると思っていただけに、かなりの時間をかけて作業を行なって頂きました。外壁の塗り替えとなったのですが、既存の塗膜に対して付着性っていう相性のよい塗装仕様を選択しなければならず、ここを素人では安い塗料を使ったりするので、結局のところ雑な仕上がりになるようでした。材質によっては、劣化が進んでいないことが、塗装条件としてよくない場合もあり、その場合には下地処理を念入りに行う必要もある話しでしたから、やはり素人が行わないほうがよいと思えます。

劣化が進むと最悪の事態になる

外壁塗装は、父親が大工業だったのでメンテナンスも含めて、業者選びも任せていました。マイホームを取得してからも変わらず、今は、下地の劣化診断もしてもらえるようです。作業したくとも、雨が降ったり、曇っていたりして、最適条件での塗装ができないようで、これは専門職の人でなくとも、塗装なのだから自分も普通に理解できます。インテリア家具とかの塗装なら工場塗装ができるけど、それと比べても非能率的で、安定したクオリティを確保できない要因を抱えるそうです。でも、塗り替えの場合は、被塗装物が一様でないという問題もあって、いわゆる基材の材質が多種類である問題は言うまでもなく、『劣化状態』が一律ではないことが問題なのだそうです。塗膜の劣化では、業者から言われたのが、屋外に曝されているから、ゴミやホコリが外壁に付着して汚れるのは仕方ないことだけど、それに紫外線を受けて光沢も劣化して変色をするようで、退色が一気に進むことになる話しでした。さらに、そこからはあっという間に難が現れるようで、自分の住宅は古さがあり、顔料が析出して、外壁表面がチョーキングを起こしていました。外壁を指で触ると、自宅はホワイトベースの塗料なのですが、真っ白い粉が指に付着してしまいました。ここまで進んでも放置してしまう家庭もあるようで、我が家のお向かいさんがそうなのですが、クラックやふくれを発生させていました。塗膜が割れたり、クラックが入るとどうなるのかを尋ねてみたら、そこから雨水が侵入して、基材まで傷んでしまうことになり、自然災害によっては倒壊したり、外壁の一部が欠けたりするようで、外壁塗装をする意味をさらに深めることになりました。

宮崎の外壁塗装

自宅のDIYでの外壁塗装

まず塗装前に高圧洗浄機で汚れを落とし、ひび割れた箇所は補修材で埋め込み修復しました。それから乾燥するのを待ち、塗装の塗りを良くするシーラーを万遍無く塗り、
下塗り、中塗り、上塗りの3工程を順番に塗装していきました。使った塗料の種類はシリコンで耐久年数は5~8位かと思います。また。塗装する注意点として、外壁以外の塗料が付いてはいけない箇所にマスキングテープを貼りつける作業にも手間が掛かり大変でした。塗装してる最中も地面に塗料が落ちないよう養生をするのにも気を使いました。
苦労した点では、1階と2階で色を変えてツートンカラーにしたので、その境目を丁寧に塗るのにも神経を使いました。特に2階部分塗るときは、落ちないよう完全防備で落ちて怪我をしない様、細心の注意を払って作業をしました。
2階で中々手が届かない部分は、木の棒の先に刷毛をテープで、しっかり固定して少しずつ塗っていくのに苦労しました。
ですが業者に頼めば100万はかかる所。DIY でやったので費用は10万程度に収めることが来たところ苦労しましたが良かったと思います。
塗装後のマスキングテープを剥がすのにも苦労しました、時間が経てば経つほど粘着後が残り、取るのに手間が掛かります。
塗装後もひび割れた箇所も出てきたので、補修もその都度やらなけばなりませんでした。
ですが、自分でやったので、達成感や、自分の感性を表現出来たと思ったので結果的に、業者様程の出来栄えでなくても、満足しています。

カラーチェンジをしたい

真っ白いホワイトハウスの住まいであっても、経年劣化によってオフホワイトやベージュなどのくすんだ色味になりがちです。美観耐用年数が10年ですから、その時期に塗り替えるのが理想的なのです。わが家の外壁も新築時は真っ白でしたが、次第にくすんだり、日が射す面だけ極端に色あせていますし、手を擦りつけると砂埃などで手が汚れてしまいます。もちろん、ホワイトハウスからツートンカラーなど、新しいカラーを取り入れるのもアリですし、汚れだけを洗い流すことも専門業者ならば行ってくれますから、わが家では度々利用しています。もちろん、カラーチェンジとなれば、暖色系・寒色系などがありますが、ポイントにすべきは調和だと思います。自宅だけが個性的になるのはナンセンスだと言われています。以前、ワイドショーでも話題になりましたが、とある漫画家さんのお宅が赤色と白色の外壁塗装になっていて、周りの建物や環境を完全にムシしているといった問題から、近隣住民から塗り直しの要請を受けています。今は、デザイナーズ住宅が人気を集めていますし、内装もオシャレで個性的です。内装はそこに住む人の自由ですが、外装はそうではありません。マナー・ルール・モラルを守り、調和する美観を意識したほうが後々、問題になりにくいのではないでしょうか。わが家の近所のお宅も、一時期ピンクの外観でしたが、やはり周りから浮いていて、2年程度でダークトーンカラーに塗り替えていました。

美観のために塗り替え

新築同様の外観に復元できますよ、っと訪問営業に来られた塗装業者に言われることもありますが、外壁塗装はそうした目的でも行えます。わが家は、父が大工業だったので専門的な知識がありますが、一般的に新築で家を建てたら何十年も住めることを安易にイメージしがちです。大型台風や地震のニュースでもない限り、雨漏りを心配したり、窓ガラスが割れないかを心配する家庭は少ないでしょうが、雨漏りでも屋根や外壁を心配しなければ意味がありません。外壁塗装はそうした雨水の侵入を防ぐ意味が大きいといえます。平均的な塗装仕様の設計では、美観耐用年数はおよそ10年ですが、それこそ、環境によって5年や20年と幅が出るでしょう。私が調べたところ、閑静な住宅街を目安と捉える平均的な年数ですから、太陽がサンサンと照りつける南と日射量が少ない北とでは5年程度の差の開きがあるともいいます。そのため、沖縄などは外壁塗装専門事業所も数多く点在していますし、頻度よく塗装することからも、沖縄に住む知人いわく、他県よりも費用はリーズナブルである話しです。耐久性は劣化状態によりますが、その劣化は単に建物が立った年数というわけではなく、紫外線・水・温度・湿度によります。美観というのを意識するなら、汚れのみならず、変退色、カビや藻なども深く関係してきます。変退色はそのままズバリ、色あせですから、わが家もこの色あせが見られたら塗り替えるようにしています。

建物を建て替えないためにする

外壁塗装業者に相談だけしたのですが、律儀に外壁塗装をしない場合のデメリットを説明してくださり、真剣に施工を考えることになりました。その説明も、実際の施工の写真を見せてくれたり、資料を見せてくれたり、動画もチェックさせてくれるもので、事業者の活躍ぶりも同時にチェック出来たのもポイントになりました。わが家の場合は、外壁の汚れが気になってしまい、その汚れ落としのみを専門業者にお願いできないか、そうした相談をしたのがキッカケでした。もちろん、高圧洗浄機器にて洗浄・清浄作業はしてくれます。しかし、専門家が自宅の外まわりを調査してくださり、この状態を放置していると、可能性としてクラックやサビが発生してしまい、雨水が染み込み出してしまい、そうなれば、柱や外装材にまで雨水が浸透してしまうと言われました。柱などは木材なので、水が浸透すれば腐ることになります。もちろん、腐るのと同時にカビやサビを発生させることにもなります。ボルトなど、かませている金属もサビてしまえば、地震や大型の台風などで建物の耐久性は劣り、建て替えざるを得ないようになってしまうことを指摘されました。実際に、空き家となる近隣の建物も、野放し状態のメンテナンスなどが行われておらず、経年劣化により半壊した状態でした。そのような劣化状態を、塗膜の表面を適切に診断し、基材そのものが傷む前に塗装で強化することにより、外壁の外装材の本来もつ性能は維持できるようでした。

役割は見栄え

外壁塗装は新築では考えることもないでしょうが、住宅の寿命を60年ほどに延ばすためにはメンテナンスが必要になります。わが家は、大工業をする父がいるので、住宅については知識も技術も持ち合わせていますが、住宅を構成する材料がすべて60年?100年間耐えられるわけもなく、劣化損傷する材料については、適宜、補修、交換を必要とします。特に、外壁塗装や屋根塗装がこれらに該当します。紫外線や雨風にさらされたり、野良猫などのマーキングにより糞尿被害もあったり、シロアリの問題も少なからずあります。また、道路に面している住宅ならば有害なガス、砂地が近いなら砂埃、カビや藻の影響も受けてしまいます。外壁なのだから、それらを受け止めるのが役割ですが、わが家も隣近所の住宅でも、「表面が汚れて見栄えが悪くなる」ということが起こります。それだけでなく、外壁塗装が必要になる理由は、売却できないことになりかねないことにあります。以前住んでいた中古住宅は、事情があって売却せざるを得なかったのですが、そのままの状態で売りに出したのですが、買い手がつかず、どうしたものかと不動産会社に相談したところ、リフォームを済ませてからのほうが売れやすいとアドバイスを頂きました。買い手も見た目、見栄えで選ぶことが圧倒して多いそうで、屋根塗装は行う必要がなくとも、肉眼でチェックできる外壁だけは塗装しておけば、買い手がつくといわれました。実際にそうだったので、やはり見栄えは大事だと言えます。

整理整頓も大事

外壁塗装を行っている間は、そこの住人は継続して日常生活を過ごすことになります。わが家も外壁塗装を依頼したのですが、賃貸マンションなどの仮住まいは考えませんでした。足場を組んでからブルーシートなどで養生をしますが、養生剥がし後に検査をして、ダメ直しを確認してから足場を撤去します。その後、後片付けをして工事が終わるのですが、わが家の場合には塗料だったり、脚立だったりが、無雑作に管理されていて、不安感がありました。外壁を塗り終わってしまうと塗装直後の仕上がり感を見ることをさせてもらえましたが、信頼できるかどうかは、個人的意見ですが、現場での工事関係者の行動で判断してしまいました。もちろん、仕上がり感は納得できるものでしたが、決して満足はしていません。納期に遅れも出ましたし、連絡や報告もおざなりでした。汚れた養生シートを使っていたり、台風の影響により、シートを撤去するのが当然なのに、強風であってもそのままの状態でした。室内にいる私たちも、シートが風になびく音に苛立ちを感じたほどです。塗料の置き場所もランダムで、整理されておらず、しかも、塗料で汚れた容器を乱雑に放置しているのは非常に見苦しく感じてしまいました。作業車があるのだから、そちらに片付けてほしかったですし、自家用車を移動してほしいと言われたのも外壁を水圧で洗浄してからです。なので、車は若干汚水が付着していて、作業員に指摘したところ、洗車代が請求できました。やはり業者選びは大事だと感じられます。

宮崎の外壁塗装